THEME 03
道路・交通・暮らし
通院も、買い物も、通学も。移動をあきらめない佐倉へ。
移動できることは、暮らしを選べることです。
病院へ行く。食料品を買う。学校へ通う。人に会い、地域の活動へ参加する。
毎日の暮らしには、移動があります。
駅に近い地域もあれば、車がなければ動きにくい地域もあります。
一つの方法を佐倉全体へ当てはめるのではなく、地域と一人ひとりの一日から、道路と交通を考えます。
このページでは、現時点の考え方と、これから対話や調査を重ねたい論点を掲載しています。
DAILY ROUTE
路線図ではなく、一日の動線を見る。
家からバス停まで歩く。バスを待つ。駅や病院で乗り継ぐ。用事を終えて、暗くなる前に帰る。
一本の路線があっても、バス停まで行けなければ使えません。
便があっても、病院の受付時間や学校の始業時間に合わなければ、暮らしを支える交通にはなりません。
道路、歩道、バス停、乗り継ぎ、時刻、運賃、情報。
一つずつ分けるのではなく、出かけて帰るまでの一日として考えます。
一本の路線より、一人の一日から。
SAKURA NOW
まず、佐倉の今を確かめる。
佐倉には、鉄道、路線バス、コミュニティバス、タクシーなど、すでに多くの移動手段があります。
一方で、地域差、交通空白、乗務員不足、道路や歩道への声もあります。
あるものを生かしながら、届いていないところを確かめます。
5ルート
佐倉市コミュニティバス
内郷、志津北側、畔田・下志津、南部地域、飯重・寺崎の5ルートが運行されています。
出典:佐倉市「佐倉市コミュニティバス」更新:2026年4月10日/確認:2026年8月3日
156,609人
令和6年度・5ルートの年間乗車人員
令和5年度の135,438人から21,171人増えました。利用状況は、ルートごとの違いも含めて確かめます。
出典:佐倉市統計書「佐倉市コミュニティバス乗車人員(年別)」対象:令和6年度/確認:2026年8月3日
64%
公共交通を利用できる地域の面積カバー率
駅やバス停から一定の範囲を、公共交通の利便地域・利用可能地域として算出した値です。
小さく点在する交通空白地域は残っています。
出典:佐倉市「佐倉市地域公共交通計画」対象:2023年3月時点/確認:2026年8月3日
106件/88件
道路環境/都市計画・公共交通への自由意見
令和7年度市民意識調査では、道路環境が最多、都市計画・公共交通がそれに続きました。
両施策は、重要度が高い一方で満足度は低い分類です。
出典:佐倉市「令和7年度市民意識調査」自由意見回答者554人/確認:2026年8月3日
※回答者に複数分野の意見がある場合を含みます。
今、バスの情報を探している方へ。
現在のルート、時刻表、運行情報、割引制度は、佐倉市の公式案内をご確認ください。
ルート・時刻表
5つのコミュニティバスの最新ルートと時刻表をご確認いただけます。
運賃・割引
大人200円、小学生100円、未就学児は無料です。年齢、子育て、障害、免許返納等に応じた割引があります。
運休・遅延・時刻変更等は、必ず最新の公式情報をご確認ください。
地域ごとの移動を、同じものさしで決めない。
駅に近く、鉄道や路線バスを使いやすい地域。住宅地の中を移動する人が多い地域。病院や買い物のために、地域を越えて移動する地域。人口が少なく、家と目的地が離れている地域。
佐倉市内でも、暮らし方は違います。
利用者の数だけを見ると、人口の少ない地域の必要性は見えにくくなります。
一方で、すべての地域へ同じ大きさのバスを同じ本数で走らせることが、最適とは限りません。
地域の人口、目的地、時間帯、道路、利用する人の状況から、その地域に合う移動手段を考えます。
平均では見えない不便を、地域ごとに確かめる。
確かめること
- 地区ごとの人口・年齢構成
- 通院、買い物、通学の主な目的地
- 平日・休日、朝・昼・夜の需要
- 駅、路線バス、コミュニティバスへの接続
- 車を使えない人の人数と暮らし
- 道路幅、勾配、歩行環境
- 地域ごとの費用と利用状況
いまある交通を、使い続けられる形へ。
鉄道、路線バス、コミュニティバス、タクシー。
一つの交通だけで、佐倉のすべての移動を支えることはできません。
いまある路線を大切にし、駅やバス同士の乗り継ぎを分かりやすくし、使う人を増やすこと。
運転士不足、燃料費、車両の更新、公費負担についても、隠さず考えること。
便数を増やす、減らすという結論だけでなく、誰のどの移動を守るのかを明確にします。
つなげて使う
鉄道、路線バス、コミュニティバス、タクシーを、別々ではなく一つの移動として考える。
使いやすく伝える
時刻、乗り場、乗り継ぎ、運賃を、初めての人にも分かる案内へ。
続けられる運営
利用、費用、人材、車両を確認し、将来も維持できる方法を考える。
このテーマで確かめること
- 路線別・便別の利用状況
- 乗り継ぎ時間と接続
- 乗務員の確保・定着
- 運行経費、公費負担、収支率
- 車両更新とバリアフリー化
- 利用促進策の効果
- 路線変更時の市民説明と代替手段
交通空白に、一つの答えを当てはめない。
コミュニティバスによって、まとまりのある交通空白地域への対策は進みました。
それでも、小さく点在する地域には、公共交通が届きにくい場所が残っています。
利用する人が少ない地域では、大型の車両や決まった路線だけでは支えにくいことがあります。
小型車両。予約に応じて走る交通。タクシーや福祉有償運送。地域の移動支援。
最初から一つに決めず、安全、利用しやすさ、費用、担い手を比べ、地域に合う方法を考えます。
バスが走ることではなく、移動できることを目的にする。
比較する視点
- 何人が、いつ、どこへ移動するか
- 予約が必要でも利用できるか
- 高齢者・障害のある人・子どもが使えるか
- 運転手・車両・事業者を確保できるか
- 1人あたり・1便あたりの費用
- 既存交通と競合せず補完できるか
- 実証後に見直せる仕組みか
駅やバス停までの道も、交通です。
駅やバス停が近くにあっても、坂道、段差、暗い道、屋根のない待ち場があれば、利用をためらうことがあります。
家から停留所まで。停留所で待つ時間。乗り降りと乗り継ぎ。目的地から最後の一歩。
公共交通を、車両の中だけで考えません。
歩く人、車いすの人、ベビーカー、荷物を持つ人にも使いやすい、一続きの移動環境を考えます。
停留所まで
歩道、段差、照明、横断箇所を確かめる。
待つ時間
屋根、ベンチ、時刻・遅延情報を整える。
乗り継ぐ
駅や他路線への接続を、分かりやすくする。
乗り降りする
車両と停留所のバリアフリー化を進める。
このテーマで確かめること
- 駅・停留所までの歩行環境
- 待合環境と安全
- 駅・バス停のバリアフリー
- 乗り継ぎ時間と案内
- 紙・Web・現地表示の分かりやすさ
- 雨天・夜間・暑さへの対応
- 自転車駐車場や送迎との接続
歩道と生活道路を、使う人の目線で。
毎日使う道で気になるのは、道路の大きさだけではありません。
歩道が途中でなくなる。舗装が傷んでいる。草木で見通しが悪い。横断しにくい。雨の日に水がたまる。
地図や整備率だけでは分からないことがあります。
子ども、高齢者、車いす、自転車、車。立場を変えて現地を歩き、危険と不便を確かめます。
道路は、通るためだけでなく、安心して暮らすための場所です。
小さな補修をためない
穴、段差、排水、見通しなど、日常の危険を早く見つける。
歩く人を中心に見る
歩道、横断、照明、休憩場所を、移動する人の立場で確かめる。
経過を見えるように
要望を受けた後、検討・対応・保留の理由を伝える。
このテーマで確かめること
- 道路・歩道の要望件数と内容
- 補修の優先順位と待ち期間
- 舗装、段差、排水、見通し、照明
- 車いす・ベビーカー・高齢者の歩行
- 自転車と歩行者の安全
- 国道・県道・市道の管理者区分
- 要望後の進捗の伝え方
通学路を、子どもの高さで見る。
大人には歩ける道でも、子どもには車が見えにくいことがあります。
荷物を持ち、友だちと歩き、雨の日や暗くなる時間にも通る道です。
学校、保護者、地域、警察、道路管理者が、一緒に現場を確認すること。
点検しただけで終わらず、何を行い、何が残っているかを伝えること。
子どもの毎日の安全を、地域全体で見守る仕組みを考えます。
3つのステップ
1|聴く
子ども、保護者、学校、地域から、日常の危険を集める。
2|現地で確かめる
時間帯や交通量も含め、関係者で同じ場所を見る。
3|対応を返す
対策、時期、管理者、残る課題を、分かる形で伝える。
点検したことより、そのあと、どうしたか。
車を手放しても、暮らしを続けられる。
年齢、病気、障害、家計、免許返納。
車を運転しない理由は、一人ひとり違います。
車がないことによって、通院、買い物、人に会うことをあきらめなくてよいように。
公共交通だけでなく、福祉有償運送、外出支援、タクシー、家から停留所までの移動も含め、必要な人へ届く仕組みを考えます。
高齢者
免許を返した後も、通院や買い物を続けられる。
障害のある人
車両、停留所、案内、介助を含め、利用できる環境を整える。
子ども・通学生
自分で運転できない世代の、学びと活動への移動を守る。
家族
家族の送迎だけに頼らず、仕事と暮らしを続けられるようにする。
このテーマで確かめること
- 免許返納後の移動
- 障害のある人の利用環境
- 福祉有償運送・外出支援
- タクシーの供給と利用しやすさ
- 子ども・学生の通学と活動
- 家族送迎の負担
- 運賃割引が実際に届いているか
SUSTAINABILITY
便数の話は、支える人と費用の話でもあります。
バスやタクシーは、車両があるだけでは走りません。
運転する人。整備する人。案内する人。運行を支える事業者。
燃料費や車両更新の費用も必要です。
利用者にとって使いやすく、働く人にとって続けられ、公費の理由を市民が理解できること。
サービス、働く環境、費用を分けずに考えます。
人材
採用だけでなく、安全に働き続けられる環境。
費用
運賃、委託費、公費負担を、路線の役割とともに示す。
評価
利用者数だけでなく、通院・通学・地域維持への効果を見る。
安さだけでも、利用者数だけでも決めない。
移動は、暮らしのほかの課題ともつながります。
子ども・教育
通学路、学童、学校外の活動へ安全に移動できること。
子ども・教育・食を見る高齢者・福祉・医療
通院、介護予防、買い物、地域とのつながりを続けること。
高齢者・福祉・医療を見る市役所・財政
運行費、道路整備、優先順位を、分かる言葉で確かめること。
市役所・財政・透明性を見る防災・環境
避難路、災害時の移動、公共交通と脱炭素を考えること。
防災を見る
NEXT RESEARCH
考えを、調査と対話で深めます。
路線があることと、必要な時間に使えることは同じではありません。
道路が整備されていることと、安心して歩けることも同じではありません。
正式な政策としてまとめる前に、次のことを確かめ、市民のみなさんと話します。
- 地区・年代・目的別の移動実態
- 路線・便別の利用者数
- 通院、買い物、通学の時間との適合
- 交通空白地域と小さく点在する不便
- 駅・停留所までの歩行と待合環境
- 乗り継ぎと情報の分かりやすさ
- 道路・歩道の要望、補修、対応期間
- 通学路合同点検の実施・対応・残課題
- 高齢者、障害のある人、子どもの移動
- 運転士、車両、運行費、公費負担
- 既存交通と新しい移動手段の役割分担
- 市民意見が路線・道路計画へどう反映されたか
路線の数ではなく、できるようになった移動を確かめる。
YOUR VOICE
道路や交通について、聴かせてください。
バスの時間や乗り継ぎで困ったこと。通院、買い物、通学で移動しにくいこと。歩道、横断歩道、照明、段差で気になること。
まだ提案としてまとまっていなくても、かまいません。
いつ、どこで、どんなときに困るのか。そのままの言葉で、聴かせてください。
運休・遅延等の連絡は、運行事業者または佐倉市の公式窓口へお願いします。